ご主人様に恋をしたっ!!【完】
壁の向こう側から聞こえてきたのは、のん気な間延びした声。



「クラスの女子全員で話し合うべき大事な話ってコレ~?
だったら、あたし帰っていい?
いじめとか、興味ないよ~」



その発言に、あんなにうるさくギャーギャー言っていた女子が一斉に口をつぐんだ。



足を止めて壁に寄りかかるオレにもハッキリと伝わってくる、凍りついたような緊迫感。


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