ご主人様に恋をしたっ!!【完】
なーちゃんは、そんな風に言ってくれたけど――……。



でも、たぶん、無理だよ?



告白なんて、あたし、絶対にできませんから――!!



と、心の中で声を大にして叫んだあたし。



そんなあたしの頭上を、なーちゃんの凛とした大きな声が飛び越えた。



「一颯サマ――っ!!
千亜、足ケガしてんだよね~。
おんぶでもして、連れて帰ってよ――っ!!」

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