ご主人様に恋をしたっ!!【完】
「それは、答えられないな」



頭上で響く、低く甘い声。



な、に?



そう思いながら、恐る恐る斜め上を見上げると……。



「だって。
これは、オレとチー。
ふたりだけのヒミツだから」



みんなの視線からあたしをかばうようにして立つ水月くんが、唇に人さし指を当てるのが見えた。

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