ご主人様に恋をしたっ!!【完】

「おっと……」



そんなあたしを支えて、抱きなおしてから、水月くんはキョロキョロっと視線を動かした。



そして……。



「いったん、ここに下ろすから」



ひと言、そう言ってから、あたしをベンチに腰掛けさせた。



「ほぇ…ぇ…。
ここ……どこ?」



ふらふらする頭で、まわりをキョロキョロ見渡すと……。

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