ご主人様に恋をしたっ!!【完】
「……え?
なんで?」



目尻に浮かんだ涙を指で拭きながら、スッと真顔になる水月くん。



「チー……って呼ぶのも、家だけで。
学校では、今まで通り奥園さんって呼んでもらえませんか?」



「…………」



「もちろん、キョリとかも。
別クラの同級生っていうキョリ感で……」



そこまで言ったとき……

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