ご主人様に恋をしたっ!!【完】
浮き足立つあたしのテンションとは真逆に、



「あー。
普通は寝るとき以外は、コンタクトしてるから。
でも、今日は。
何時までかかるかわからないしね。
目の保護のため」



冷静にそう言って、水月くんはイスを引いてくれた。



「はい、どーぞ」



その冷静な言い方と、普段はあまりかけないというメガネに、水月くんの並々ならぬ決意を感じた。
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