ご主人様に恋をしたっ!!【完】
でも、それをさとられたくなくて、一気にろうそくの火を吹き消した。



「ホールのケーキなんてすごいね。
絶対ふたりじゃ食べきれないよ~」



照れ隠しで、そんなことを言ってみる。



「大丈夫、大丈夫。
なんてったって、ウチにはチーがいるんだから」



電気をリモコンでつけながら、小さくウインクする水月くん。



「んもー。
そりゃあ、食べるけど。
っていうか、きっと、食べれるけど~」


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