ご主人様に恋をしたっ!!【完】

そう言いながら、ふと窓の外に目を向けた一颯は、視線をあたしに戻すと聞いた。



「そういえば。
千亜、3つめのお願いごとってなに?」



「え?」



「1つめが、流星群。
2つ目が、千亜って呼ぶこと。
じゃあ、3つめは?」



親指、ひとさし指と順番に折り曲げながら、一颯はあたしの瞳をのぞきこんだ。



「言ってみて」

< 457 / 502 >

この作品をシェア

pagetop