ご主人様に恋をしたっ!!【完】
「おまえは、もう、“オレの”なんだから」



ムッと不機嫌そうにくちびるを尖らせて、それから水月くんはあたしの頭を引き寄せた。



こ、今度こそ、本当に食べられちゃう!?



ギュッと体を固くして、また目をつむったあたしに……。



「バーカ!
本当に食べるわけないだろ。
アホか? おまえは」



水月くんは、あたしのおでこにデコピンをした。
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