ご主人様に恋をしたっ!!【完】
「あ―――っ!!!!!」



と叫んで、あたしはすべてを思い出した。



ムクッと上半身起き上がり、部屋の中をキョロキョロ見まわす。



「こ、こ、こ、ここ……。
ここは、どこ!?」



「ん?
オレの家だけど」



そんなわかりきったことを、なんで聞くんだ?



水月くんは、そう言いたげな顔をする。
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