ご主人様に恋をしたっ!!【完】
固まるあたしをよそに、水月くんは不愛想に口を開く。



「心配すんな。
家はそのまま残してある」



あたしを見ることなく、スマホをいじっている。



「ん?
そのスマホ……」



よくよく見ると、あたしのと似てる。



家賃は滞納しても、絶対支払ってるスマホの料金。
< 99 / 502 >

この作品をシェア

pagetop