はるこの遅咲☆妄想日記
「いいんですか?行っても。」そういうと小向くんがギュッと私の手を握り返した

「う・・・うん」その手は強くって離れない・・・

私は結局、その強引な手に任せながら、小向くんを部屋に招いてしまった。

玄関までは小向くんも遠慮していたんだけど

部屋にあがると、小向くんも勢いが止まらない男の顔になっていて

そんな小向くんを見ていたら私はなんだか急に・・・

自分からそっと唇を重ねた。

それからはお互い火が付いたっていうか

ゆきずりに近いその時間を

私は、とろけるような時間を小向くんと過ごした。

「そういえば、小向くんは今いくつなの?」

「23です。」

「え・・・マジで・・・・」

私より10も若いってことに気が付かされた私。

「おいで。毎週。」私はなんて罪なの・・・

「ハイ」

こうして小向くんは毎週末、バイトが終わると私の部屋に来るようになった。

「お帰り」

私は小向くんを待っている時間がそれでも好き。

こんなことない限り

私の週末は寂しい限り

「もう少しだけ、こうしていたいの」

私は心の中でそう思っていた。

若い小向くんが来てくれるうちは

こうして楽しく・・・

いつまで続くかわからないこの年下くんとの恋愛を

美味しくいただいています。

「ハイ。これ、小向くんの」

私は小向くん専用のパジャマを購入した。

「なんか、恥ずかしいっす。」案の定、小向くんはその姿に恥ずかしがっている。

だって・・・こんな恋愛ごっこ初めてだったから。

小向くんは私が初めてで・・・

私が初めての彼女なんだそうです。

「可愛いね。」私はそういうと、また唇を重ねた。


~はるこメモ~

33歳・寂しい女子が

こうして、年下くんをうまくお部屋に誘っちゃって・・・

しかも・・・毎週来てくれるなんてすばらしい(^_-)

いつまで続くかわからないから

楽しんじゃえ!みたいな考えは同感です。

肉食系~☆ 万歳~☆

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