はるこの遅咲☆妄想日記
「なんでそんなに意地張ってるんだ?おまえは・・・」

「だって・・・結婚っていうと逃げるから・・・」

「そんなことはないんだよ。」

「何が?・・・じゃあどうなの?ホントは・・・」

こんな修羅場イヤなのに、顔がみるみるうちに高潮してる・・・私
「じゃあ、別れる?俺たち」

彼は私に背を向け行こうとする。

「別れらんないよ・・・」私はやっぱり彼の思うがままに

「好きだ」って言われるとまた魔法にかかってしまう。

彼の部屋は

半年ぶりだった。

ちょっと男臭い殺伐とした空気に

懐かしさと

居心地の良さ。

彼とソファーに座ると

時間はふと戻ったような

私たちはまた恋人に戻っていた。

「ごめん・・・」

「うん・・・いいよ。」

「結構、キツカッたな。おまえから連絡ないのって。」

「私はしょっちゅうじゃない。」

「ごめん」

今日はやけに素直な彼が愛おしい。

「前髪・・・伸びたんじゃない?」彼はそっと私の額に唇を寄せた。

「もう・・・うまいんだから」でもなんだか落ち着くこの感触。

「結婚・・・諦めないから」なんて・・・言いたかったけど

まぁいいや。

連絡しないで

「嫌いになった?」

「え?なにが?」

案外男って鈍感・・・

私の嫌われ作戦は未遂に終わった。

「なんでもない」

私はまた彼の胸元で深呼吸してる。

「ずっとこのまま一緒にいたい」

そう思っているの。

結婚ってそういうことかな~って

彼もいつかわかってくれるかしら・・・

私は久々に彼の腕の中で眠ってしまった。


~はるこメモ~

結婚って重いのかしら?結婚に向かったとたん、逃げる男は多い・・・。

きっとこの彼もまだまだ結婚って時期じゃない。

それを彼女も悟って、許して

また彼の元に戻っているのが可愛い。

嫌われるなんてなさそうです。いいですね~こんな彼女(^_-)







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