はるこの遅咲☆妄想日記
その日は2人とも目覚めが早くって

出勤まで時間もたっぷりあったから私はりょうくんの腕の中で

あの涙のワケを聞いてみた。

「昨日、泣いてたよ。りょうくん」

「ホント?やばいなそれ」

「なんかあった?」

「幸せ過ぎる~って思ってる、オレ」

そんなことで涙を流すりょうくんってなんてピュアなの?

私は、感激のあまり、りょうくんに抱きついてしまう。

「私もだよ。まったくぅ。」

「でも、たまに不安なんだ・・・。この幸せがいつまで続くのかって。」

「りょうくんも同じこと思ってるの?」

「だよね・・。私はさ・・・りょうくんと違って後がないしさ。」

「オレだって陽子さんに捨てられたらどうしようって」

私たちは、互いの本音を交わしながら・・・

こんなに愛し合っているカラダなの今日はなんでか妙に愛おしい。

「じゃあ・・このままでもいいの?」

「うん・・・ハイ・・・」

「これがなくなったらどうする?」

「・・・生きていけません・・・」

私はそう言ってりょうくんを見下ろす。

このカラダが悲鳴をあげるまで

私はりょうくんのために捧げていく。

ちょっとの刺激をあたえながら

でも、たっぷり愛情は示す

アメとムチ・・・

それを欲しているりょうくんとこのまま・・・

このままずっといれたらいいな。

私は、りょうくんの唇を胸で塞ぎながら

一時の征服感に浸っていた。


~はるこメモ~

マンネリ打破はアメとムチ・・・。陽子さんは、やり手なのか、きちんと年下くんを管理しているみたいですね。

私はそこまで、大胆にはなれませんね・・・でも、それくらいしないと浮気されちゃう?

2人の気持ちが合っているうちは、そんな心配もなくなっちゃうんですね。憧れます☆



< 54 / 73 >

この作品をシェア

pagetop