はるこの遅咲☆妄想日記
17酔わせて
#17  酔わせて



「なぁ・・・ハルカ・・・おまえってホント綺麗だよなー。」

「え?なにそれ・・・(笑)」

酔うといつもそう。

たーくんは酔った時しかそんなこと言わないから。

だから、私、自分が愛されたい時は

自分の家にたーくんを呼んで。

朝までコース♪

たーくんは気づかない。こんなこともう1年もやっているのにね。

普段はめっちゃ真面目で

不器用で、奥手な彼。

それはそれで誇らしい。誰もが羨む最高の彼氏。

でも・・・

刺激がないの。

たまには乱れて、荒々しいオスがいい。

21歳の私。

まだまだ、安定な彼には落ち着きたくないわ。

「たーくん。もっと食べて飲んでね!」

私はたーくんをここぞとばかりもてなす。

部屋飲みが始まって1時間もすれば

2人ともできあがってしまい・・・

たーくんったら、火照った顔をくっつけてきて

真面目な青年から

急に変わる大人の色気。

「うんうん・・・こーゆうのいい~」

私はイヤらしく唇を絡めると

たーくんもそれに合わせて

激しさを増していた。
< 57 / 73 >

この作品をシェア

pagetop