クビガナイ。

映画を観終わった時、隼人が口を開いた。

「そういえばこの村にも怪談あったよな」
「あ〜、あったあった、
墓地がどうとかじゃなかったっけぇ?」

この村に怪談?
そんなの知らない

「どうゆう怪談なの?」

興味がわいた。
自分が住んでた村に怪談があったなんて、
すこしわくわくする。
どんな話なんだろう?

「あー、莉沙は小3で転校したんだっけか。
確かなー、小5の時か?
小学校の中でちょっとした話題になったんだよ。
なぁ、隼人」
「ん。
まぁ怪談ブームの作り話だろうけどな。」

私が転校した後に話題になった怪談…

「んー、でも私どんなのか忘れちゃった」
「莉沙はともかくお前もかよ」
「うっさいわね、小学校の時は
あんたなんか全く興味なかったんだから。」
「つらっ」
「じゃあ話そうぜ、莉沙も知りたそうだしよ、」

隼人の提案で、
みゆに謝りながらも紫月によって怪談は
話された。

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