さくらんぼほっぺ 【完】

走り終わった後意識がもうろうとしてきた



やばい



倒れるかも



「はるこ!?」



「はるちゃん!?」



もう無理






「ん?」

痛くない…







「大丈夫?」

優しい声だった


初聞きの声




「はるー!って田崎くん!?」



そう


倒れそうになったところを和真くんが助けてくれたのだ





「保健室行く。おぶってくから乗って」


意識がもうろうとしてるから従うしかない


…恥ずかしいけど





「ありがとっ…」



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