*約束期限*
*真衣side*
意気込んだ日から月日は経ち…
答案返却の日です。
「おはよー!」
美月が笑顔で手を振ってくれる。
あたしはそんな余裕ない…
「うん、美月頭いいもんね、補修なんか死んでも関わりないよね…」
「まだ決まったわけじゃないでしょー?一緒にクリスマスしよーよ」
「うん…」
クラスを見渡す。
この中で馬鹿なのは、
「涼介だけかぁー」
「俺がなんですかー?」
机に突っ伏していた顔を、いきなり涼介が覗きこんできた。
「びっくりしたー!」
「あ、そーだ。今年も俺ん家でクリスマスやるだろ?」
聞いた途端、美月が「やるやるー!」と笑顔で答えた。
可愛いな、ほんともう。
「いっぱい買わなきゃねー!」
あたしも便乗して、騒いでみた。
三人で盛り上がっていると、急に影が覆い被さってきた…
「そこのお2人さん?そーんな喜んでる場合ですか?」
担任が、笑顔で近づいていた…