傘をさして歩こう。
「彼氏ほしーなー」
雨をしのいだ駅で、カップルを見ながらつぶやいた。
誰にも届かない呟きをしてしまった自分に気付き、なんだか笑えてくる。


空はなんだかねずみ色で、踏切に並ぶ人たちの色とりどりの傘が浮かび上がって見えた。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop