男嫌いの美少女と俺様キャラの王子様
気持ちの変化





Side玲花




ここ…どこ⁇




あ、そっか…

私また気を失っちゃったんだ。




もぅこのまま目を覚ましたくないな。

そしたら全部なかったことになるのに




「…か…。ぃ…か。れ…ぃか」




誰かが私の名前を呼んでる⁇

誰だろ…

何処かで聞いたことのある声

優しく包み込むような…




その声で私は目が覚めた。




「…ん。」



「玲花⁇目が覚めたか⁇」



横を見るとそこには神谷がいた




「なんで…

あれ…ここ、どこ⁇」




あたりを見ると見たこともない

一人部屋にしては

広くて白と黒を基調とした部屋が

そこにあった。




「無理もねぇな。

お前が体育館裏で倒れてたから

俺が助けたんだよ。

ここは俺の部屋だ。」




神谷が私を助けた⁇

なんで⁇

あそこにはいなかったのに…

それに…




「はぁあ⁈

な、な、な、なんで私が

か、神谷の部屋にいるのよ‼︎」




「うっせぇな…

急に大声出すんじゃねぇよ。」




男嫌いの私が…

男の部屋にいるなんて…

そう思ったらまた目眩がした



< 24 / 41 >

この作品をシェア

pagetop