恋の七色 (仮)
タイトル未編集
君と出会ったのは …
確か 、 あの日のことだったかな 。

「 やばい 、 遅刻しちゃうじゃん! 」

急いで靴を履いて
玄関を飛び出したのは
中学一年生の女の子 。

これが 、 私 。

「 ちょ 、 鈴 ! 俺の自転車 っ! 」

「 ごっめーん 、 ちょっと借りてくー 」

借りた自転車を思いっきり漕いで
登った先にあるのが少し古びた校舎だ。

これが私の学校 。

自転車を置きに駐輪場へ行くと

「 あれ 、 鈴 。」

「 あ 、 壮太くん 。」

声をかけてきたのは
私より少し背の高い男の子

この人は 明智 壮太くん
小さい頃からの幼なじみなんだ 。

「 また蓮さんの自転車借りたんだ ? 」

「 まーね 。 壮太くんは彼女とぉ? 」

「 ばっ 、 うるせー 。 」

壮太くんは顔を赤くさせると
くしゃっと嬉しそうに笑った 。

「 こいつ 、 きもいんだけど 笑 」

「 はぁ !? しつれーな奴ー !」

こういう言い合いができるって
幸せなんだなー って …
そう思ってたのになー …。
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