TSUBUYAKU
彼は ドアをあけ


照れ臭そうに入ってきた。


まだ二週間なのに
「久しぶりだね」


私は 忘れられそうな気がして頑張ってた。他の人に走ろうかとも。

結果 彼からのメールで


私は友夫を拒むことが出来た。


彼は


いつになく おしゃべり。

二人 ホントたくさん話した。

笑った。


友達なら こんな 楽しく話せる。

でも 私たちは友達として 再会した訳じゃない

少し うつむいた彼が言った

「こんな関係だけどいい?」

彼の精一杯。


「うん」
即答してた。わたし。


私たち。ダメだったね。
友達にはなれなかったね。
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