弱くてごめんね……
――ピピピピッピピピピッ――
いつもの音だ。
「……」
眠っ……
私はケータイのディスプレイを表示させてアラームを止める。
――9:03――
「もうこんな時間か……」
私はそんなことを呟きながら布団に潜り直した。
数十分後……
――ピピピピッピピピピッ――
またアラームの音。
「起きればいいんでしょ。起きれば」
私は自分が仕掛けたケータイのアラームにイライラしながら上半身をゆっくり起こす。
それからアラームと時間を確認する。
――9:16――
そろそろお風呂に入ろう。
私はケータイをその場に置いてお風呂に入るため立ち上がった。
また私の1日が始まった。