弱くてごめんね……
「……」
いつもの様にお風呂で二度寝をしてしまった。
私はそれを見越してバイトの2時間前に起きるようにしている。
今の時間は……?
時計を見てみると……
――9:57――
大丈夫だね。
余裕で間に合う時刻だった。
私はドライヤーで髪の毛を乾かして、制服のポロシャツと黒いズボンを着て、私服の男物の黒いベストを着た。
「ちょっと早いけどもう行こっかな」
いつもの黒いカバンを持ち、ヘッドフォンを耳に着けてコードをケータイと繋いだ。
玄関でクロックスを履き家を出て鍵を閉める。
いってきます。
自転車に乗ってとばせばバイト先までは10分くらいで着く。
私は急いでなくても自転車を限界までとばした。
これが私のバイトがある日の日常……