弱くてごめんね……
――7月上旬――
私は今年の3月で高校を正式に辞めた。
母さんはもう諦めてた様で辞めることに関しては何も言わなかった。
きっと諦めざる終えなかったんだよね。
今のバイトは今年の2月上旬から始めたからもう5ヶ月になる。
何もしなければ母さんがうるさいし、家で暇するのも退屈だから始めた。
今では仕事もそれなりに楽しいし、お給料も貰えるから苦痛ではなかった。
むしろ、バイト先は好きな方だ。
家に比べればどこだって私にとってはまだましな場所。
私はやはり母さんとは合わなかった。
……何が合わないか?
具体的に『何が』と聞かれれば少し困るが、私からしたら全てが合わないのだ。
私は5月頃からもう限界に近付いていた。
そして、私の中の何かが切れてしまってまた喧嘩をした。
おばあちゃんにも『あやかは迷惑かけてるんだから』など言われ心が信じることを拒否した。