ご懐妊‼ 新装版
「おいおい、ウメちゃん食べ過ぎじゃねー?」
大学のテニスサークル時代の友人、ケンイチが言う。
私はふふんと鼻で笑った。
「大丈夫なんだなぁ、これが」
「幸せ太りする気かよ。っつか、ピザもひとりでたべちゃった?逆にすげーわ」
「いいんだってば!つわりで5キロも痩せたんだから!戻してんの!」
「えー、つわりってそうなの?壮絶ー!!」
横から独身の女友達が口を挟む。
「もう、ホントしんどかったんだよぉ!」
……とつわり体験を語り出す私。
今となっては、余裕綽々に語れちゃうんだよねぇ。
そんな余裕を見せられるのは今だけだと、
この時の私は知らなかった。
次の試練は目前に迫っていたのだ。
大学のテニスサークル時代の友人、ケンイチが言う。
私はふふんと鼻で笑った。
「大丈夫なんだなぁ、これが」
「幸せ太りする気かよ。っつか、ピザもひとりでたべちゃった?逆にすげーわ」
「いいんだってば!つわりで5キロも痩せたんだから!戻してんの!」
「えー、つわりってそうなの?壮絶ー!!」
横から独身の女友達が口を挟む。
「もう、ホントしんどかったんだよぉ!」
……とつわり体験を語り出す私。
今となっては、余裕綽々に語れちゃうんだよねぇ。
そんな余裕を見せられるのは今だけだと、
この時の私は知らなかった。
次の試練は目前に迫っていたのだ。