ご懐妊‼ 新装版
美保子さんと連絡先を交換して、帰宅すると、
部長がひとりでウィスキーを飲んでいた。
「おつまみでも作りましょうか~?」
「なんだ、おまえ上機嫌だな。てっきり『ひとりで飲んでズルい!』って言われるかと思った」
「言わないですよ。むふふ。お夕飯まだなら軽く作りますからね~」
「変な妊婦め……」
鼻歌まじりの私を気味悪そうに見て、部長はウィスキーグラスを傾けた。
*****
美保子さんと親しくなった。
彼女は私より10歳上の37歳。
家は歩いて20分くらいの距離。
病院は違うけど、週数は近いし、何より彼女の性格がとっても素敵なんだ。
おっとりしてて、いつもにこやかで、女優みたいな顔をしてるのに気取らない控えめな人。
きっとお育ちがめちゃめちゃいいんだと思うよ……。
そういう品の良さがある。
部長がひとりでウィスキーを飲んでいた。
「おつまみでも作りましょうか~?」
「なんだ、おまえ上機嫌だな。てっきり『ひとりで飲んでズルい!』って言われるかと思った」
「言わないですよ。むふふ。お夕飯まだなら軽く作りますからね~」
「変な妊婦め……」
鼻歌まじりの私を気味悪そうに見て、部長はウィスキーグラスを傾けた。
*****
美保子さんと親しくなった。
彼女は私より10歳上の37歳。
家は歩いて20分くらいの距離。
病院は違うけど、週数は近いし、何より彼女の性格がとっても素敵なんだ。
おっとりしてて、いつもにこやかで、女優みたいな顔をしてるのに気取らない控えめな人。
きっとお育ちがめちゃめちゃいいんだと思うよ……。
そういう品の良さがある。