ご懐妊‼ 新装版
部長がベールをあげる。
彼もまた、やや緊張の面持ち。


私もドキドキ。
ポンちゃんは張り切ってモゾモゾ動いている。


少し身長差のある私たちは、部長が屈み、私がちょっと顎を持ち上げてキスをした。

あの夜ぶりのキスは優しい感触。


唇が離れ、視線が絡み、

私たちはどちらからともなく笑ってしまった。


それは、私たちの夫婦をとても幸せそうに見せたと思う。


こうして、私たちはあらためて夫婦として誓い合ったのだった。





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