ご懐妊‼ 新装版
帰ってすぐに入院バッグをまとめ始める私。
産院のチェックリストに沿って、一泊用のボストンバッグに入れていく。
「ポンの服は退院着以外いらないのか?」
部長がコーヒー片手に私の仕度を覗き込む。
「入院中は貸してくれるみたいです。私のパジャマも。便利ですよねー」
「で、ポンの退院着は?」
私は自分の退院用のジャージ素材のワンピースをしまいながら、部長を見る。
「今度、美保子さんと買ってきます。セレモニードレスっていう白のピラピラお洋服を着せる手もあるらしいんですけど、普通の可愛いロンパースの方が子どもらしくていいかなぁって」
「なるほどな。じゃあ、ポンの美貌が引き立つやつを選んでやってくれ」
「美貌て……」
部長、ホントは一緒にお洋服買いに行きたいのかな。
別な機会に一緒に見に行こうかな。
デートもかねて。
産院のチェックリストに沿って、一泊用のボストンバッグに入れていく。
「ポンの服は退院着以外いらないのか?」
部長がコーヒー片手に私の仕度を覗き込む。
「入院中は貸してくれるみたいです。私のパジャマも。便利ですよねー」
「で、ポンの退院着は?」
私は自分の退院用のジャージ素材のワンピースをしまいながら、部長を見る。
「今度、美保子さんと買ってきます。セレモニードレスっていう白のピラピラお洋服を着せる手もあるらしいんですけど、普通の可愛いロンパースの方が子どもらしくていいかなぁって」
「なるほどな。じゃあ、ポンの美貌が引き立つやつを選んでやってくれ」
「美貌て……」
部長、ホントは一緒にお洋服買いに行きたいのかな。
別な機会に一緒に見に行こうかな。
デートもかねて。