ご懐妊‼ 新装版
その夜の飲み会は、名目上、私の送別会と日笠さんの歓迎会。
でも、実際はみんなが集まって騒ぎたいだけの会だったりする。
不動産担当部門は、お酒が強くない人ばかりなのに飲み会好き。
全く、良い職場だったよ。
行きつけの和食居酒屋の二階を借りきって、宴会は始まった。
私はみんなとの別れに一杯だけビールをもらう。
自分から飲みたいとは思わないけど、やっぱ口にすれば美味しいよ、ビール……。
酒好きの私がこれほどお酒を我慢できるなんて、妊娠初期は思わなかった。
「佐……じゃなかった梅原」
みんなに囲まれてビールをチビチビやっていると、ダーリン・一色禅がやってくる。
「俺も一次会で帰るからな。勝手にひとりで帰るなよ」
「え?大丈夫ですよ?」
今夜、私は一次会で撤収、部長はいつも通り、最後まで社長たちメンバーに付き合うってことになっていたのだ。
でも、実際はみんなが集まって騒ぎたいだけの会だったりする。
不動産担当部門は、お酒が強くない人ばかりなのに飲み会好き。
全く、良い職場だったよ。
行きつけの和食居酒屋の二階を借りきって、宴会は始まった。
私はみんなとの別れに一杯だけビールをもらう。
自分から飲みたいとは思わないけど、やっぱ口にすれば美味しいよ、ビール……。
酒好きの私がこれほどお酒を我慢できるなんて、妊娠初期は思わなかった。
「佐……じゃなかった梅原」
みんなに囲まれてビールをチビチビやっていると、ダーリン・一色禅がやってくる。
「俺も一次会で帰るからな。勝手にひとりで帰るなよ」
「え?大丈夫ですよ?」
今夜、私は一次会で撤収、部長はいつも通り、最後まで社長たちメンバーに付き合うってことになっていたのだ。