ご懐妊‼ 新装版
「買い物は明日のビクス後にして、今日は帰っちゃおうか」
「そうね。だと、助かるかしら。お腹張ってきちゃってるから……」
美保子さんの言葉に被さるように、誰かが
「え!?」
という声をあげた。
私たちは声の方向へ顔を向ける。
カフェテラスの植え込みの向こう、歩道に立ってこちらを見ているのは……。
「佐波、おまえか?」
「リョーヤ!?」
この猿系男子、間違いなく元カレのリョーヤだった。
*****
「そうね。だと、助かるかしら。お腹張ってきちゃってるから……」
美保子さんの言葉に被さるように、誰かが
「え!?」
という声をあげた。
私たちは声の方向へ顔を向ける。
カフェテラスの植え込みの向こう、歩道に立ってこちらを見ているのは……。
「佐波、おまえか?」
「リョーヤ!?」
この猿系男子、間違いなく元カレのリョーヤだった。
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