ご懐妊‼ 新装版
呑気者で天然の母の言葉はまるで、子育ての真理のようだった。
まだ、産んでいない私が言うのもなんだけれど。
そうか、別な生き物か。
こうしてお腹で育てていると、自分の一部みたいに思えてもくるけれど。
そうか、この子には私とは違う一生が待っているんだ。
私はお腹を貸しているに過ぎない。
「別な生き物とはいえ、あんたの子だから、きっとマイペースよ。もうちょっと待ちなさい」
「うん、そうだね」
私は頷いて、お茶をすすった。
別な命……。
早く会いたいけど、ポンちゃんがまだ出ないって思ってるなら、
私は待つことしかできない。
まだ、産んでいない私が言うのもなんだけれど。
そうか、別な生き物か。
こうしてお腹で育てていると、自分の一部みたいに思えてもくるけれど。
そうか、この子には私とは違う一生が待っているんだ。
私はお腹を貸しているに過ぎない。
「別な生き物とはいえ、あんたの子だから、きっとマイペースよ。もうちょっと待ちなさい」
「うん、そうだね」
私は頷いて、お茶をすすった。
別な命……。
早く会いたいけど、ポンちゃんがまだ出ないって思ってるなら、
私は待つことしかできない。