ご懐妊‼ 新装版
「4センチですか……」
子宮口4センチ。
実は、もっと開いてるかと期待してたよ。
だって、産まれる時って子宮口10センチでしょ?
まだ半分も開いてないのに、この痛みって……。
そして、それだけ開くのにあと何時間、どれほどの痛みに耐えにゃあならんのかい……。
と、軽い絶望を感じた私だったけれど、こんなのはまだ序の口。
本当の痛みと恐怖を、私はまだ知らない。
*****
「いたぁ~、は~」
「よしよし、腰押すからな」
私はベッドで丸まって部長のマッサージを受ける。
子宮口4センチ。
実は、もっと開いてるかと期待してたよ。
だって、産まれる時って子宮口10センチでしょ?
まだ半分も開いてないのに、この痛みって……。
そして、それだけ開くのにあと何時間、どれほどの痛みに耐えにゃあならんのかい……。
と、軽い絶望を感じた私だったけれど、こんなのはまだ序の口。
本当の痛みと恐怖を、私はまだ知らない。
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「いたぁ~、は~」
「よしよし、腰押すからな」
私はベッドで丸まって部長のマッサージを受ける。