ご懐妊‼ 新装版
私は乳首の根本をぎゅうぎゅう刺激して、もう一回授乳。

今度は多少吸えたのか、みなみは黙っておっぱいを飲み、眠った。
私はみなみをコットに戻し、自分も横になる。


そして、1時間後、再び泣き出すみなみ。
当然ながらまた授乳だ。

うー、結構頻繁に呼び出してくれるじゃない。
ま、これから夜だし、眠くなるでしょ。
寝ちゃえばこっちのもんよ。

授乳をしながらほくそ笑む私だ。



しかし!

しかしなのだ!


みなみはその晩、寝なかった。
正確には『ウトウトするけど、すぐ泣き出す』の状態。

なんでー?
子どもは夜眠いもんでしよー?

赤ん坊と触れ合ったことのない私は知らなかったのだ。

新生児に昼夜は関係ないこと。
お腹が減ってりゃ子どもは寝ないこと。
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