ご懐妊‼ 新装版
お休み初日の月曜、22時過ぎに一色部長が私のアパートを尋ねてきた。
行くとは言われていたけど、ろくに片付けられないまま、初めて部屋に通すことに。
私は眉毛しか描いてない顔に部屋着。
ひどい有り様だ。
「ほら、生きてるか?」
そんなことはお構いなしの部長。
いつもの調子で、私にコンビニ袋を手渡す。
私はベッドの上でそれを受けとる。
中身はスポーツドリンクがたくさんと、ゼリーやプリン。
アイスクリームもある。
あー、普段なら嬉しいラインナップ。
でも、今は胸が悪くなるんです。
いやいや、せっかく食べやすいものを選んでくれたんだろうし、大事に冷蔵庫にしまいます。
大丈夫。
賞味期限、長いし。
「和泉さんがおまえはインフルエンザだと俺に言ってたぞ」
「あ、はい。表向きそれで。部長には言っといてくれるって……」
「悪いことしたな。和泉さんには後で丁重に謝罪しよう」
「はい、それはもう」
行くとは言われていたけど、ろくに片付けられないまま、初めて部屋に通すことに。
私は眉毛しか描いてない顔に部屋着。
ひどい有り様だ。
「ほら、生きてるか?」
そんなことはお構いなしの部長。
いつもの調子で、私にコンビニ袋を手渡す。
私はベッドの上でそれを受けとる。
中身はスポーツドリンクがたくさんと、ゼリーやプリン。
アイスクリームもある。
あー、普段なら嬉しいラインナップ。
でも、今は胸が悪くなるんです。
いやいや、せっかく食べやすいものを選んでくれたんだろうし、大事に冷蔵庫にしまいます。
大丈夫。
賞味期限、長いし。
「和泉さんがおまえはインフルエンザだと俺に言ってたぞ」
「あ、はい。表向きそれで。部長には言っといてくれるって……」
「悪いことしたな。和泉さんには後で丁重に謝罪しよう」
「はい、それはもう」