君とみた海~sea a love song*~

もう、僕はここにいたくないのに、
どこへ連れ出すつもりなのだろうか?


「あの、僕…。
 帰っちゃだめですか?」


「なに言っているんですか?
 あなたが主役なのですよ?
 あなたがいないと意味がありません。
 さあ、行きますよ!」

必死の勇気も無意味だった。
このまま僕は連れ去られ、いなくなれないだろうか?
そう、真剣に思ってしまった。
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