君とみた海~sea a love song*~

当たり障りない唄を
僕は作るしかない。


出来る限り
僕の癖がない唄じゃないと、
君を苦しめる。

きっと。
そうだと思ったから、
僕は僕じゃなくなった。


菜奈のための唄は特に。


そんなときだった。
事務所から話がいると言われたのは。

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