桜の花の木のしたで
「そういうこと。」


全部口に出してたよ、とまた笑う川島君。



(は……恥ずかしい………。)


そんな私を見て川島君が続けた。




「じゃあその答えの気持ちは明日お友達に聞いてごらん?」


小さい子をあやすかのようにぽんぽんと私の頭をなでて、川島君は自分の家の方角に向かっていった。











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