2秒前に戻れるのなら。
でもこの生活もあと4ヶ月。
4ヶ月後自分は東京で働いてるのか。。。
そんなのまったく想像できないけど。
まぁ、いっか。
「みーーーきっ!おはよっ!」
ポンっと肩を叩かれ振り返ると
私の仲良しグループ3人組のひとり、
《竹ケ原 ユキコ》が出迎えてくれた。
あだ名はユキ。ユキはちっちゃくて可愛くて
明るくて面白いクラスのムードメーカー。
2年付き合っているラブラブな彼氏がいる。
「おはよーユキ♪今日も朝から元気だね!」
「ひろ君と一緒に学校の前まで来たんだあ♪」
ひろ君とはユキの彼氏。1つ下の高校二年生。
近くの公立高校に通っている。
そんな彼と一緒に登校ね。
「朝から幸せオーラ全開ねぇ、うらやましいわっ!」
「ミキもそろそろ作んなよ!モテるんだからっ!紹介しよっか?」
「別にモテないよ。しかも上京するし今、彼氏作ってもなあ。」
そう。
私は今、彼氏なし。っていっても
半年前まではいたけど、なんとなく
好きになれなくて別れた。
高校生活で何人か付き合った人はいたけど
結局みんな同じ理由で別れている。
女子校だから結局違う高校の人だし
わたしがバイトもしてて時間合わなくて
めんどくさかったていうのもあるけど
恋愛も結局はいつもなんとなくで
はじまってなんとなくで終わっていた。