2秒前に戻れるのなら。
今、彼氏を作った時点で結局はいつも通り。
ただ"なんとなく"で、終わるんだろう。
だから、欲しいとも思わなかった。
上京したら、あっちのひとと。。。なんて
描いてたりもしていたし。
そんなことを考えていたら
いつの間にか教室に先生の
「おはようございます!」が響いていた。
ホームルームがはじまったのだ。
こんな感じで毎回のように出だしを
迎えている残り少ない学校生活。
ふわぁ~とあくびをしながら
だるそうにホームルームを受けていた。
そんなとき、ポケットの中が震えた。
マナーモードにしていたケータイだ。
こっそり机で隠しながらケータイを開くと
ーーーー宛先 >ミウラ タケヒローーー
メッセージ>>>今日の夜、電話できる?
なんだタケからか。
タケとは幼馴染みであり
男友達で一番仲がいい親友でもあった。
タケとは何かあるたび電話をしていた。
何かあるっていってもほとんどがくだらない
会話だけども。。。
今回もどーせ、バイト先に来た女の子が~
とかなんだろうな。
そう思いながら
メッセージ>>>>おっけーいっ!
と、一文打って送信ボタンを押した。