2秒前に戻れるのなら。
ぼーっとしているうちに
時間は刻々と過ぎていってて
気づいたら2限目から3限目にかわっていた。
一応、話を聞きながらノートは書いているけど
まったく頭に入ってこない。
だって、進路も決まっているのに
今さら勉強なんて。。。
そうしているうちに気づいたら放課後。
うん、こんな感じでいつも学校が終わる。
「ちょっと聞いてよーっ!ひろ君とのデートなくなったぁ!!まじショックすぎる!」
そう言ってユキはケータイを握りしめながら
私の席になだれるようにきた。
「なんでデートなくなったの?」
「ん~、部活が急遽入ったらしくて。。。まぁ仕方ないんだけどさっ」
「ひろ君まだ部活あるんだもんね。」
そう言ってよしよしとユキの頭を撫でる。
「ユキ~!ミキ~!!!一緒にグダろう♪」
そう言ってわたしたちのなかに入ってきたのは
《和田 はるな》
仲良し組の一人だ。大体はこの3人で
いつも一緒にいる。