2秒前に戻れるのなら。




トゥルルルルルルーー


トゥルルルルルルーー


ガチャっ


「はい!!もしもし!!!」



デカイ声が耳に響く。




「あーー、うるさいっ!ミキだけどっ!
なんかあったー?」



「あ、そうそう!あのさ、いきなりなんだけど俺の友達とメールしてくんね?」





はい?


いきなり何を言うだすんだこいつは。。。


「どーいうこと?わたし知ってるひと?」


「いや、たぶん知らない!俺と学校一緒で仲いいんだけど、まじイイ奴だから!えーっと、この前俺んち泊まりに来てさお前と撮った写真見て紹介してって言われてさ!お前彼氏いないしいいよな?」



なんじゃそりゃ。



写真見て紹介してって。。。チャラ。


わたしそういう感じのひと嫌い。



「えぇーー。嫌なんだけど。」


「まじで頼む!!そしてまじでイイ奴だし!サッカーやってるしイケメンだし!」


「別にそこは聞いてないし。」



そのあともタケはずっと頼む!!の一点張り。



もう、めんどくさくなってしぶしぶOKした。


というかOKするまで食い下がらない感じだったし。


メール来ても適当に流せばいっかって

そんな考えだった。





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