シャッフル
「日本でコンサートって年に数回しかしないからチケット手に入りにくいのに……」
「ま、まぁ……ネットで調べてたらたまたま譲ってくれるって人がいたのよ。それで……」
「そうなのか。ありがとう!」
そう言うと、紗代里は嬉しそうに頷いた。
「2枚手に入ったから一緒に行きましょう」
「ああ!」
嬉しくてつい返事が大きくなってしまった。
そんな俺を見て紗代里はクスクスと笑った。
再びチケットを見ると、どんどん嬉しい気持ちが沸き上がってくる。
南大寺 茜に逢える――。あの美しいピアノが聴ける――。
そう思うだけで、俺の頭の中はコンサートの事で一杯になっていった。
「ま、まぁ……ネットで調べてたらたまたま譲ってくれるって人がいたのよ。それで……」
「そうなのか。ありがとう!」
そう言うと、紗代里は嬉しそうに頷いた。
「2枚手に入ったから一緒に行きましょう」
「ああ!」
嬉しくてつい返事が大きくなってしまった。
そんな俺を見て紗代里はクスクスと笑った。
再びチケットを見ると、どんどん嬉しい気持ちが沸き上がってくる。
南大寺 茜に逢える――。あの美しいピアノが聴ける――。
そう思うだけで、俺の頭の中はコンサートの事で一杯になっていった。