君のためにできること
4
夜、風呂からあがった私が、自分の部屋に入ると、なぜかちゃっかり貴史が入り込んでいた。
「わっ!」
驚いた私は、思わず大きな声をあげてしまった。
「ちょっ・・・どうやって入ってきたのよ?何か用なの?」
「もちろん、いつも通り窓からベランダづたいに決まってんじゃん。明かりがついてたから部屋にいると思ったのに、いねーんだもん。」
「おフロに入ってたのよ。すぐに出るからいいと思って、電気はつけっぱなしだったの!」
「へっえー・・・。で、そーいう格好なわけ?」
そう言って貴史は指を差す。
私はレースのキャミソールと短パンで、ほとんど下着に近い姿だった。
「だだだ、だって!貴史がいるなんて思ってなかったしッ。」
私は慌ててクローゼットを開ける。
「いいじゃーん。そういうのって、オレ、好きだけど?」
「そんなの関係ないっ!着替えるから早くでてけ!!」
「せーっかくROBのライブDVD、借りてきたのになぁ・・・。そっか、別にこんなのいらないか。じゃあ帰るわ。」
ROBは私が好きな、イギリスのロックシンガーだ。
そのDVDを借りてきた・・・という貴史の言葉に、私は慌てて身を翻した。
「わっ!」
驚いた私は、思わず大きな声をあげてしまった。
「ちょっ・・・どうやって入ってきたのよ?何か用なの?」
「もちろん、いつも通り窓からベランダづたいに決まってんじゃん。明かりがついてたから部屋にいると思ったのに、いねーんだもん。」
「おフロに入ってたのよ。すぐに出るからいいと思って、電気はつけっぱなしだったの!」
「へっえー・・・。で、そーいう格好なわけ?」
そう言って貴史は指を差す。
私はレースのキャミソールと短パンで、ほとんど下着に近い姿だった。
「だだだ、だって!貴史がいるなんて思ってなかったしッ。」
私は慌ててクローゼットを開ける。
「いいじゃーん。そういうのって、オレ、好きだけど?」
「そんなの関係ないっ!着替えるから早くでてけ!!」
「せーっかくROBのライブDVD、借りてきたのになぁ・・・。そっか、別にこんなのいらないか。じゃあ帰るわ。」
ROBは私が好きな、イギリスのロックシンガーだ。
そのDVDを借りてきた・・・という貴史の言葉に、私は慌てて身を翻した。