君のためにできること
2
バスケが一息ついて戻ってみると、そこには貴史の姿はなかった。
「あれ?貴史は?」
「トイレに行ったよ。志麻ちゃんもお疲れ様。」
「あ、うん。私、ちょっと水飲んでくるわ。」
そして私はトイレの前の流しへと足を運んだ。
さっきまで全速力でバスケをしていたので、体が熱い。
久しぶりにマジメに走ったせいか、汗があとからあとから吹きでてくる。
私は流しの水を全開にして頭からかぶった。
「ひゃあ。気持ちいいー!」
「・・・で、その後どうするつもり?」
「えッ?!」
パッと顔を上げると、貴史がにやにや笑いながら立っていた。
「どうするって・・・。」
「オマエ、タオル持ってきてたっけ?」
「持ってない。・・・あ!!」
そうだ。
いくら暑かったからとはいえ、タオルもなしにこんな・・・。
もう頭、びしょびしょだよー。
「まったくバカだなぁ。後先考えないでやるから、こうなるんだぜ?」
私が何も言い返せないでいると、
「乾くまでこれでもかぶっとけ」
と、いきなり自分のシャツを脱ぎだした。
「た、貴史?!いいよ、そんなことしなくて!」
上半身裸になった貴史を目の前にして、
「あれ?貴史は?」
「トイレに行ったよ。志麻ちゃんもお疲れ様。」
「あ、うん。私、ちょっと水飲んでくるわ。」
そして私はトイレの前の流しへと足を運んだ。
さっきまで全速力でバスケをしていたので、体が熱い。
久しぶりにマジメに走ったせいか、汗があとからあとから吹きでてくる。
私は流しの水を全開にして頭からかぶった。
「ひゃあ。気持ちいいー!」
「・・・で、その後どうするつもり?」
「えッ?!」
パッと顔を上げると、貴史がにやにや笑いながら立っていた。
「どうするって・・・。」
「オマエ、タオル持ってきてたっけ?」
「持ってない。・・・あ!!」
そうだ。
いくら暑かったからとはいえ、タオルもなしにこんな・・・。
もう頭、びしょびしょだよー。
「まったくバカだなぁ。後先考えないでやるから、こうなるんだぜ?」
私が何も言い返せないでいると、
「乾くまでこれでもかぶっとけ」
と、いきなり自分のシャツを脱ぎだした。
「た、貴史?!いいよ、そんなことしなくて!」
上半身裸になった貴史を目の前にして、