君のためにできること
3
私は手に貴史のシャツを持って、屋上へと出向いた。
しかし、ドアを開けたところで、先客がいるのに気付いた。
同じクラスの有川さんだ。
有川さんが貴史に何の用があるんだろ。
気になった私は、ドアの隙間から様子を伺った。
「麻生くんさー、今フリーなんでしょ?」
「そうだけど。」
「だーかーらー、アタシとつきあってほしいんだけど。」
・・・え?!
これって告白じゃない!
貴史は・・・何て答えるんだろ。
私はドキドキしながら聞き耳をたてる。
「あのさー、悪いんだけどオレ、誰ともつきあう気ないから。」
「どうして?・・・好きな人がいるとか?」
「じゃあさ、反対に聞くけど、有川はどうしてオレなわけ?オマエなら、他にもっとイイ奴が見つかると思うけど?」
「随分酷なこと聞くわねー。アタシは麻生くんが好きだから、あなたに告ってるんだけど。まぁねぇ、麻生くんてば、顔かっこいいしー。でもね、それだけじゃないのよ。なんか雰囲気っていうか、アタシは麻生くんがいいの。他の誰かじゃ代わりになんてなれない。」
「・・・へっえ。そんな風に思われてるんだ、オレ。」
しかし、ドアを開けたところで、先客がいるのに気付いた。
同じクラスの有川さんだ。
有川さんが貴史に何の用があるんだろ。
気になった私は、ドアの隙間から様子を伺った。
「麻生くんさー、今フリーなんでしょ?」
「そうだけど。」
「だーかーらー、アタシとつきあってほしいんだけど。」
・・・え?!
これって告白じゃない!
貴史は・・・何て答えるんだろ。
私はドキドキしながら聞き耳をたてる。
「あのさー、悪いんだけどオレ、誰ともつきあう気ないから。」
「どうして?・・・好きな人がいるとか?」
「じゃあさ、反対に聞くけど、有川はどうしてオレなわけ?オマエなら、他にもっとイイ奴が見つかると思うけど?」
「随分酷なこと聞くわねー。アタシは麻生くんが好きだから、あなたに告ってるんだけど。まぁねぇ、麻生くんてば、顔かっこいいしー。でもね、それだけじゃないのよ。なんか雰囲気っていうか、アタシは麻生くんがいいの。他の誰かじゃ代わりになんてなれない。」
「・・・へっえ。そんな風に思われてるんだ、オレ。」