シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
私は
チェンリーと買い物している間
芦川さんの姿が見えないことに気づいた。
「チェンリー。
芦川さん知らない?」
「本当だ。
凪「ここにいる。」
芦川さんは
スマホを片手に持って店から出てきた。
「チェンリー。
ゆめを一人占めする時間は終わりだ。
龍牙に迎えを頼んだ。」
「えー!
ゆめー!」
「はしゃいでもムダだ。
もうすぐ龍牙が来るから龍牙とデートしろ。」
「ちぇー!」
チェンリーは
ほっぺたをふくらましながら
芦川さんを睨みつける。
「凪さん。
ゆめちゃん。
チェンリーいた!
チェンリー。
行くよ。」
「むー!」