シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
「ここって…!」
私は今
船の上にいる。
「クルージングだ。」
セレブのやることは
すごい。
しかも貸し切り。
「友人に頼んだら
貸し切りにしてくれた。」
「すごい…。
すごい!
すごすぎます!」
私は
こんな経験をしたことはないので
ついはしゃぎすぎてしまう。
「子供か。」
「だって…。」
「そうグレルな。
そろそろだな。
あれを見ろ。」
「…!
綺麗…!」
私は思わず息をのむ。
そこには
海に夕日が沈む景色があった。