シークレットプリンセス〜芦川凪編〜







そう言って
芦川さんは片方だけ私の耳にピアスをつける。







「どうして片方だけなんですか?」







「…。
俺はどうやら独占欲が強いらしい。」






私はわけが分からず
首を傾げる。
芦川さんは自分の片方の耳にピアスをつける。






「お前とお揃いだ。
龍牙たちにゆめは俺の女だ。
と分からせたいがためにしてるのだが…。
いいか?」







夕日で芦川さんの頬が赤くなってるのか…。
分からない。









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