シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
ホテルを出て
リムジンに掘り込まれる。
「痛っ!
あんたはレディファーストって言う言葉知らないんですか?!」
「52点の女には
そのようなことする必要はない。」
「なっ!」
リムジンは
華やかな街を走る。
「着いたぞ。
降りろ。」
芦川さんが
リムジンの扉を開けると手を差し出す。
「今日くらいは
エスコートしてやるよ。」
芦川さんは
艶のある笑みを浮かべる。
私はしぶしぶ
芦川さんの手を取るのであった。